冬の緑茶

chagamaの「冬の緑茶」は、その名のとおり冬にぴったりのお茶。
冬に合わせた合組(ブレンド)をした、期間限定のお茶(12〜2月)です。

気温に合わせて、人間の味覚は変化します。
寒い冬には味覚が鈍り、濃い味を欲するようになるといわれています。
要因は主に二つ。
・寒い時にはエネルギーが必要になるので、糖分や塩分がたくさん必要
・乾燥しやすく唾液が少ないため、味覚の感受性が落ちる
全く同じお茶を飲んでいても、寒くなるにつれ味が薄く感じてしまうこともあるのです。
chagamaの定番では季節によって微妙に火入れを変えて、感じられる味わいが変わらぬよう細心の努力をいたしておりますが、冬には冬に特化したこちらのお茶もお勧めします。

力強い滋味を求め、旨味が際立つお茶と、渋味が際立つお茶をそれぞれ数種類チョイス。
単一の味だけではなく幾つかの味が重なることにより、コクが感じられるお茶になります。
渋味があるお茶に、それ以上の旨味を重ねることにより、より深みが感じられるのです。

合組(ブレンド)のレシピをちょっとだけご紹介。
中心になるお茶は、牧之原台地の「やぶきた」。
ガツンと火入れした「ゆたかみどり」で旨味と香りを増幅。
濃厚な旨味が特徴の「つゆひかり」で穏やかにまとめてさらに角を取り、「あさつゆ」で色鮮やかな緑を演出。
その最適なバランスを、1%単位で試行錯誤しながら合組した「冬の緑茶」。
寒い日に、心からホッとできるお茶に仕上がりました。