ボトリングティー香駿

お茶の可能性を追求し続ける、森宣樹は日本に36人しかいない「日本茶鑑定士」の1人でchagamaを運営するマルモ森商店の現当主でもあります。 chagama初のボトリングティーである「静岡県静岡市葵区梅ケ島＋やぶきた」を開発する際、数多くの原料で試作と試飲を繰り返してきました。 実はその際にもう一つ候補がありました。それが「静岡県静岡市葵区内牧＋こうしゅん(香駿)」。なぜ最初に商品化されなかったのか。それは、原材料である茶葉の生産量があまりにも少なく、安定供給できる見込みが立たなかったからです。素晴らしい滋味を持ちながらもお蔵入りとなってしまい、試作品は冷蔵庫の奥で眠ることとなってしまいました。 しかし、しばらく経ったある日、鮮度チェックのために封を開けた際に再び放たれた芳醇な香り。これを幻のボトリングティーにしてしまうにはあまりにも惜しい。無限に広がるお茶の可能性を皆様に味わっていただきたく、数量限定のボトリングティーとして、オリジナルラベルを見に纏いリリースすることとしました。

「香駿」はその名が示すように、駿河国の香り、独特な香りを特徴とする品種です。「くらさわ」を母親、「かなやみどり」を父親として交配した実生群から選抜、育成された品種。 ハーブの様な、蘭の様な、ジャスミンの様な、桜餅のようななどと、幾つも例えられるほど多様な香りを秘めています。飲み口はすっきりとしており、香味の調和が抜群です。喉を過ぎた後も戻ってくる、フルーティーな香り。また、その香りに持続性があるのも大きな特徴。飲み終えた後の器にもその香りは持続しており、正に強い余韻が残るお茶。 あなたの日本茶の概念が変わるかもしれない、とっておきのお茶です。